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株式会社voiceware 社長Blog

株式会社voiceware CEO田村のブログです。 会社のこと、技術のこと、日々のこと等、雑多に更新していきます。

6 Jan

声質変換でオレオレ詐欺は増える?

2019年、一発目の投稿となります。
本年もどうぞよろしくお願い致します!


さて、近年はテクノロジーに犯罪対策は付きものとなっています。
音声分野も例外ではなく、自動音声を利用した詐欺なんかも発生しているようです。

参考:
https://jp.techcrunch.com/2019/01/05/2019-01-04-new-apple-voice-phishing-scam-looks-just-like-a-real-support-call/


声質変換技術の説明をした際に、一番良く言われることは、
「オレオレ詐欺が蔓延りそう」です。

ちなみに、2018年の振り込め詐欺(いわゆるオレオレ詐欺以外も含む)の被害件数は、なんと13,000件にのぼるそうです。
被害額だと、286億円。
認知件数だけでこの数字なので、気付かれていないものも含めると、その数倍になりそうですね。
改めて、凄い数字だと思います。

参考:
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki31/higaijoukyou.html


たしかに、声質変換技術で声色を真似することができるようになると、簡単に息子や娘の真似ができるようになるかもしれません。
ただ、オレオレ詐欺に利用するためには、本人の声データを取得する必要があります。
ここからは個人的な見解ですが、数打ちゃ当たる戦法のオレオレ詐欺には、声質変換は向かないと思います。
現状の技術レベルでは、不自然さが増しますし、声を変える手間も増えます。技術レベルが向上したとしても、せいぜい今までのボイスチェンジャーより自然に声が変えられるという程度ででしょうか。

逆に、声質変換の基となる音声技術を利用して、オレオレ詐欺を見破ることに利用できるかもしれません。
特有の喋り方、抑揚の付け方、声色の使い方等で詐欺を検知できるようになると、被害撲滅につながるのではないでしょうか。


声質変換で気をつけるべきは、イタズラ等に利用されることかと思います。
海外で、声質変換技術を利用してオバマ大統領が話しているかのような動画が制作されていました。
このように、本人が知らないところで好き勝手に声を利用されてフェイクニュースが増えるかもしれません。

当社としても、もちろん対策は考えています。
GoogleのDuplexでも、あまりに自然なので、「人工知能と名乗らせろ」という声が挙がりましたが、声質変換も同様に、変換された声であることがわかるような仕組みは検討中です。


どんなテクノロジーでも同じですが、ある程度は使う側の良心に依存してしまうものかなと思います。
包丁も同じで、使う人によっては凶器となり得ます。
もちろん提供する側として最大限の対策はしますが、テクノロジーが正しく利用される世の中であって欲しいものです。


株式会社voiceware
代表取締役社長 田村一起
http://voiceware.co.jp  
31 Dec

2018年を振り返って

今年も本ブログ共々、お世話になりました。
普段はあまり新年だからといった事は意識しないのですが、久々にゆっくりできる時間が取れたので、1年感を振り返ってみました。


1年前と比べると、音声分野を取り巻く環境は大きく変わってきました。
スマートスピーカーの普及と共に音声ユーザーインターフェース(VUI)もかなり注目されるようになってきています。
これからの1年間はさらに加速度的に変化していくのだと思います。
そんな状況もあってか、voicewareとしても声質変換以外にも音声関連のいろんな仕事をいただくようになりました。
ご相談をいただく分野は、音声認識、音声合成、感情分析、声質分析等様々です。
音声×AIを扱えることは、改めて、当社の強みだと思うようになりました。

voicewareとしては、2期目に突入し、取引先も増えましたし、一緒に仕事をする仲間も増えました。
1年前は声質変換技術の研究・開発しかしておらず、売上げを出せるようになるのは、もう1、2年先になるだろうと想定していたので、大きな変化といえます。
売上げも堅調に伸びており、協力いただいている仲間には本当に感謝です。

私自身も1年前は経営者として全く未熟でしたが、この1年で本当にいろんなことを経験させてもらいました。
voiceware代表として、メディアに出演する機会やイベントで登壇する機会もいただきました。
改めて振り返ると、濃い1年間だったなぁと思います。
私もvoicewareも、まだまだ発展途上ではありますが、確実に進歩していると実感しています。

今はまだ研究が中心ですが、来年中には、何らかの形でサービスを社会に出していくことが目標です!
そのためにも、これまで以上に様々な事に挑戦していきます!

来年もvoicewareをよろしくお願いします!!


株式会社voiceware
代表取締役社長 田村一起
http://voiceware.co.jp  
23 Dec

AIによって歌手や声優はいなくなる??

久々の更新になってしまいました。
年末は飲み会も多く、バタバタと過ごしていますが、新しい出逢いもたくさんあり、とても刺激的な毎日を過ごせています。
新しくビジネスに繋がりそうな方とも知り合えたので、今後が楽しみです!
いろいろな出逢いの機会をくださってた方々には、感謝ですね!!


さて、近年では音声技術もかなり注目されるようになってきており、その進歩もめざましいものがあります。
最近のニュースで個人的に衝撃的だったのは、歌声合成ですね!

参考:
http://ainow.ai/2018/12/14/158579/

もはや機械とは思えないクオリティ!
何も言われなければ、人が歌っていると勘違いしてしまいそうです。
以前にも紹介しましたが、GoogleのDuplexに代表されるようにもちろん歌声以外も人とほとんど区別がつきません。

参考:
https://wired.jp/2018/11/05/google-duplex-pixel-smartphone/


こうなってくると、「歌手や声優・ナレーターは仕事がなくなるのではないか?」という意見もありますが、個人的にはまだ数十年は先かなと思っています。
やはり生の人の声には、数値では測れないようなパワーのようなものがあると感じます。
雑談しかしていないのに何故かこの人と話すと元気なる、というような人っていますよね?
その辺りも解明できると面白そうではあります。

とはいえ、歌手や声優の働き方が変わってくるのは事実だと思います。
本当に表現力・スキルのある人以外は淘汰されるかもしれませんね。
その一方で、声色そのものに魅力がある方だと、声だけを売るなんてことも可能になってきます。
どの業界も同じだと思いますが、テクノロジーによって、デジタルもアナログも本当に良いものに洗練されていくのでしょうね。

当社の技術もそんな未来に貢献できるように、日々磨いていきます!!


株式会社voiceware
代表取締役社長 田村一起
http://voiceware.co.jp  
ギャラリー
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  • 声質変換ってなにもの??