株式会社voiceware 社長Blog

株式会社voiceware CEO田村のブログです。 会社のこと、技術のこと、日々のこと等、雑多に更新していきます。

カテゴリ: 音声技術

前回の記事はかなり反響がありました。
写真を載せたのが良かったのか、コンテンツが良かったのか。

このブログも書き始めて1年以上が経ちましたが、
「見てます」とか「おもしろい」と言ってくださることもあり、非常に嬉しく思います。

これからも、音声関係中心に何か役立つことや面白いことを発信していければと思いますので、今後ともよろしくお願いします!


さて、昔のブログを見返していて、事業(技術)の軸をどこに据えるのかって凄く大事だなと改めて思いました。

下記は、自分のブログに書いた内容ですが、我ながら当社の技術の特徴を良く表現できていますね。

当社の技術は、表面的に声質変換の品質を上げる技術ではなく、人の声の本質を捉える技術です。


例えば、TOEICの勉強をするとします。
そうした場合、2つの勉強方法があります。

1つ目は、TOEICの得点を上げることに集中する勉強法。
TOEICの参考書等がこれにあたりますね。
そして、2つ目は、英語そのものの勉強をすることにより、結果としてTOEICの得点も上がるという勉強法。

後者は時間と労力はかかりますが、
TOEIC以外にも日常会話やビジネス英会話にも応用できる力がつきます。


多くの従来型の声質変換技術が前者を研究している一方、
当社の技術は、後者に当たります。

ただ単に声質変換の品質を上げるだけでなく、人の声をしっかりとモデル化した上で品質を上げる。
だからこそ、先に挙げたような、
音声信号処理の諸分野への応用が可能となってくるのです。

ベンチャーを経営していると、いろんな転換期が訪れます。
思いっきり舵を切ることも必要になってきます。

どの選択が正しいかなんて分かりませんが、自分達のスタンスをはっきりしておくことで、意思決定に役立てることができるのではないでしょうか?

我々も上記の価値観を大事にしながら、事業の推進・拡大していきます!


株式会社voiceware
代表取締役社長 田村一起
http://voiceware.co.jp

先日、AI・人工知能EXPOに参加し、ショートセミナーもさせていただきました!
貴重な機会をいただいたGAUSSさんには大感謝です!

会場も凄い盛り上がりで、朝から大行列でした。
AIへの注目度が上がっているということでしょうね。

セミナーでは、音声のAI活用や、声質変換についてお話させていただきました。
このような大盛況な場で登壇できて、私自身、とても勉強になりましたし、楽しい時間でした。
少しでも音声×AIに興味をもっていただければ幸いです。

↓セミナーの様子はこちら。


 IMG_1149IMG_1154



さて、AI・人工知能EXPOでも音声関連の技術が多く出展されていましたが、最近の音声技術の進歩は著しいです。
特に音声合成が素晴らしいですね!

以前にブログでも紹介した Google Duplex ですが、アメリカでは電話代行として利用可能になっているそうです。
電話予約だと先方の営業時間を考慮する必要がありますが、自動で予約してくれるのであれば時間を考えなくて良いのでとても便利ですね!
日本語対応が待ち遠しいです!
https://www.gizmodo.jp/2019/04/google-duplex-iphone.html


また、 WellSaid という Duplexを超えるような精度の音声合成技術もでてきているそうです。
もはや人間が話しているか、機械が話しているかわかりませんね!
https://jp.techcrunch.com/2019/03/09/2019-03-07-wellsaid-aims-to-make-natural-sounding-synthetic-speech-a-credible-alternative-to-real-humans/


音声技術の発達によって、ますます便利な世の中になっているのを実感します。
我々の技術も1日も早く提供できるように日々研究・開発中していきます!


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代表取締役社長 田村一起
http://voiceware.co.jp

3月5日~7日に電気通信大学で開催されていた、日本音響学会に参加してきました。


学会というものに参加するのは、大学生以来なので、8年振りくらいでしょうか。

社会人になってからは、全く参加する機会がなかったので新鮮でしたね。


学会というと馴染みのない方も多いかと思いますが、大学や企業の研究者がテーマに沿って発表を行い、それを聴講するというスタイルです。

正直、技術的な部分はさっぱり理解できなかったのですが、最新技術のトレンドもわかるし、最先端のレベルも知れる、「こんなこともやってるの?」という発見もあり、非常に興味深かったですね。


何よりも、音声界隈の研究者の方と繋がりがもてたのが一番の収穫でした。

お話させていただいた方は、皆さん、こういう世界を実現したいという想いやプランがあり、未来についてワクワクするような話できる楽しい時間でした。



大学生の時は、自分の発表のためだけに学会に参加していて、自分の出番以外にはあまり興味がもてなかったのですが、興味のある分野、事業に関わる分野だと、こんなにも自らの姿勢が変わるのが驚きでした。

研究者の方が、いろんな学会に参加したいと言っている理由がわかりましたね。


これからは、積極的にそういった場にも参加して、最新研究の動向に触れるようにしていきます!


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代表取締役社長 田村一起
http://voiceware.co.jp    

NewsPicks風にタイトルつけてみました(笑)


さて、声質変換技術の目標は、他人の声になりきることですが、最近、他の利用方法もあるのではないかなと考えています。

以前、ブログにも書きましたが、状況によって最適な声というのが存在します。
http://voiceware.blog.jp/archives/13462445.html

例えば、学校の先生なんかを思い出してみてください。
同じような内容を話しているのに、何故か説得力のある声の先生や眠くなる声の先生、聞いているだけで元気になる声の先生等がいますよね?
あるいは、声が大きいわけではないのに、通りやすく聞き取りやすい声の方もいます。
もちろん話すテンポや抑揚の付け方も大きな要素とは思いますが、声質そのものの特性も影響していると思うのです。

そこで、状況に応じて微妙に自分の声を変化させることで、自分の声と認識されつつも、効果的な声にすることができるのではないかと考えています。
営業に最適な声、面接に最適な声、モテる声...etc.
最適な声を出すことができると、コミュニケーションも円滑になるのではないでしょうか?

まさに、声のアップデートをしたいということですね。


まだまだ構想中の段階ではありますが、もし興味のある企業様がいましたら、お気軽にご連絡ください。


株式会社voiceware
代表取締役社長 田村一起
http://voiceware.co.jp   

音声関係の事業をやっていることもあり、VUI(Voice User Interface)にもっと普及してほしいなと思っています。
あまり馴染みのない方もいるかもしれませんが、今一番身近になりつつあるのは、スマートスピーカーでしょうか。

アメリカでは既に4人に1人が保有しているそうですが、日本での普及率はまだ3%程度だそうです。
私自身も昨年購入し、使い続けていますが、「何が嬉しいの?」とよく聞かれます。

そこで、個人的に「ココが良い!」というポイントをお伝えできればなと思います。
あくまで個人としての主観なので、他にもっと良い使い方や、共感できないこともあるかもしれませんが、少しでも参考になれば嬉しいです。


【よく使う機能】

1.音楽ストリーミング
「アレクサ、音楽かけて」これだけで再生できるので操作がめちゃくちゃ楽。
家で作業しているときは大体音楽を流していますね。
少しずつ自分の好みも学習してくれるのも嬉しい。

2.フラッシュニュース
朝の情報収集はこれですね。
以前はTVで情報収集をしていましたが、TVの情報は偏りがある印象です。
ヘッドラインだけ聞けるので、満遍なくざっくり知るにはちょうど良いです。
私は、IT系、国際系、国内ニュースのスキルを登録しています。
自分の興味のある分野に特化できるのもありがたい。

3.タイマー(目覚まし)
アラームを止めるために声を張らなければいけないので、目が覚めます(笑)

4.スケジュールの確認
毎朝、その日の予定と次の日の予定を確認するのに使ってます。

ネタ系もいくつか使ってみましたが、長く使い続けられるのはやっぱり実用的なスキルですね。


【スマートスピーカーのメリット】
1.手放しで操作できるので楽
音楽を聴く機会も増えましたね。
朝の支度をしながらでも全く支障がありません。

2.時間を有効活用できる
1.にも繋がりますが、圧倒的に操作の時間が短縮できます。
また、ながら作業をやりやすいというメリットもあります。
TVで情報収集していると、ついついぼんやり眺めてしまいがちですが、音声だとメリハリがつきます。

3.話のネタになる
なんだかんだでこれが一番かもしれません(笑)
食い付きは良いですし、確実に盛り上がります!!


こんなところでしょうか。
スマートスピーカーというと、高価な印象をもっている方が多いみたいですが、安いものだと3,000円代から購入できるし、前の世代のものだと2000円を切る場合もあります。
少しでも興味のある方は、まず買ってみるのをオススメします!


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代表取締役社長 田村一起
http://voiceware.co.jp  

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